おもろく生きる企業理念 とは

センムCEOブログ

ある朝、いつもどおり出社した。
私を待っていたのは会長だ。
おはようございます。と普通にいつも通り仕事の話をしていた。

しばらくして「えええっ!!!」
会長はひどく驚いた様子だ。
会長は「こんな出る!?」

何の事かわからず動揺したが、なんてことはない。
鼻の穴から毛が出ていた。

確かに今までに見た事ない長さだった。
1cmは出てただろう。いや、1.5cmなのか。

確かに長かった。事実は画像を確認してくれ。
そのまま抜こうとした。

「ちょっと待って!!」
会長は言った。

「伸ばして」会長は言った。
え。。。
私は絶望を覚えた

当社では会長の命令は絶対なのだ。

私「いや、しかし会長、打合せ等で先方にも失礼になりますし、、、」

会長「zoomとか鼻毛は映らんやろ」

私「いやしかし、、、」

会長「じゃあ社内外の誰かが気が付いて指摘してきたら抜いて良いとしよう」

私は改めて悲しみを覚えた。
まあ良い。アピールすれば良いだけだろう。

そう思い食事中、打合せ中、一緒に働いてる仲間に、鼻毛の猛アピールを続けた。

猛アピールといっても、条件があって、露骨に「鼻毛出てるやろ。」等と言ったり、鼻を指さしたりはいけない。
あくまでも自然体で見つからないといけないのだ。

1日が経ったが全く気付かれず。
2日目も全くダメだった。しかもそれが金曜日だ。
土日には家族と出かける予定もあった。

会長に打診した。
私「抜かせてください!!!」

会長「・・・好きにすれば良いやん」
と、冷たく言い放された。

そうなのだ。会長の「好きにすれば良いやん」は
見限られた時の一言だ。

不思議な言葉だ。
これを真に受けて抜くと良くない事がおこる。
好きにしたらいけない。という意味合いだ。

なんとかマスク等で土日をやり過ごした。
妻のママ友ともマスクが無い時に会話したので、おそらくバレてるだろうと思うが、何も言ってこなかった。。。

そこから怒涛の一週間が始まった。
何とか鼻毛に気が付いてもらいたい僕は一生懸命鼻毛をアピールして生活をした。

しかし、誰も気が付かない。
いや、もはや気が付いてるにも関わらず社長という立場が邪魔して誰も指摘してくれないのだろうか。

水曜日、会長は言った。
「金曜までに気づかれなかったら終わりにしようか」

助かった。僕はそう思った。
いや、しかし、一日でも早く鼻毛が抜きたい僕は努力を怠らなかった。
ずっと社内の人の近くで話し続けた。

誰も言ってこなかった。

金曜になった。
私「約束通り抜きます」
会長「企業理念は?」
私「おもろく生きる です。」
会長「抜いたら全然おもんないやん」

私は有難くこの言葉を受け止めた。

そして土日をやり過ごした。
今日は月曜日
帰宅したが、やっぱり今日も誰も何も言ってこなかった。

鼻毛は伸びるばかり。。。
それがこの画像だ。

悲しいかな人生

いや

おもろいかな人生 😢

僕の鼻毛LIFEはもう少し続きそうだ。

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